秋田公立美術大学とにかほ市との連携協定を機にスタートした、「にかほ市リサーチ」を経て「ジオカルチャー研究プロジェクト」を発足。教員・助手・学生に加えアーティストと協働し、異なる専門領域の〈あいだ〉に新しい視点を発見する複数のプロジェクトを展開しています。土地の特性や可能性を見つめ、まだ見えない領域を探り、新たな研究領域をひらきます。
秋田公立美術大学とにかほ市との連携協定により2022年、環境としてのジオス(地球)を基盤とする文化現象を「ジオカルチャー」と名づけ、複数の方法論によって人と大地の関係を紐解いていくことを基本構想とする「ジオカルチャー研究プロジェクト」を立ち上げました。
ジオカルチャーとは人類学者 石倉敏明が提起したもので、人間と自然を深くつなぐ統一的な生命環境としてのジオス(地球)と、世界の多様な社会集団が培ってきた豊かなカルチャー(文化)をつないで新たな「旅」と「移動」を提供しようとする人類学的研究プロジェクトです。リサーチを開始して以来、プロジェクトでは、地学的・生態学的・人類学的な複数の絡まり合った事象や文化、そのダイナミックで混種的な複数性の共存状況に対し、「ジオカルチャー」の概念によって迫ってきました。現在、異なる専門性を持つ研究者とアーティストの協働によって、「野外アクティビティー領域」「伝統・伝承領域」「地域資源領域」の3つの領域でプロジェクトを展開しました。
その中で5回にわたって発行された研究レポート《手長足長》のイラストを担当しました。